扶桑北中学校 ネットワーク 利用ガイドライン

(平成13年11月12日職員会議にて承認) 

1 ガイドラインの趣旨

    当校においてネットワークを利用するにあたっては,該当法及び条例に違反することなく生徒及び関係者の個人情報の保護に努める。また生徒の情報活用能力の育成を図り,開かれた学校の推進,国際教育の推進,総合的な学習の推進等の視点から,教育の推進に寄与するように努める。

(個人情報:個人に関する情報であって、特定の個人が認識又は識別され得るものをいう。)

2 本 則

(1)他人についての情報は,本人の承諾なしに校外用ホームページ上で公開してはならない。 
  また,発信する内容については,(情報の信憑性等)自ら責任のもてる内容に限るものとす 
  る。校内用ホームページについては、校内掲示における注意事項に準じるものとする。

(2)校外用ホームページによって発信する内容は,国内にとどまらず,全世界に伝送される可
  能性があることに留意し,本校の品位を損なわないようにする。
(3)校内、校外にかかわらず使用権のないコンピュータ(サーバ)への侵入など,ネットワー  
  クの正常な運用を阻害する行為を禁止する。
(4)ふさわしくない接続先へのアクセスは自主的に回避する。
(5)有料データベースの利用,有料サイト,オンラインショッピングの利用などは原則として
  禁止する。(校務,教育活動等に使う場合は、校長の許可を必要とする。)


3 利用資格

  コンピュータネットワークサービスは,以下の項目のいずれかを満たす利用者が対象となる。
 ・扶桑北中学校の生徒
 ・扶桑北中学校教職員
 ・その他,校長が必要と認めた者


4 ネットワークの管理

  コンピュータのネットワークの管理については、扶桑北中学校長を管理責任者とし、別途、管理担当者を委嘱する。


5 禁止される行為
 扶桑北中学校では,以下の行為を禁止する。
 (1) 公序良俗,法令に違反する行為を目的とした利用
 (2) 犯罪的行為
 (3) 他人の知的所有権や著作権を侵害する行為
 (4) 他人の財産・プライバシーを侵害する行為
 (5) 他人に不利益を与える行為
 (6) 他人を誹謗中傷する行為
 (7) 扶桑北中学校ネットワーク管理業務を妨げる行為
 (8) チェーンメール等のインターネットシステムの破壊行為
 (9) 扶桑北中ネットワーク管理責任者および管理担当者の指導に従わないこと
  ※これらの行為は処分の対象となる。

6 損害賠償
 (1) 利用者の不利益・損害
   扶桑北中学校は,扶桑北中学校ネットワークの利用により発生した利用者の不利益・損害に対し, 
  いかなる責任も負わないものとし,いっさいの損害賠償をする義務はないものとする。
 (2) 第三者の不利益・損害
    扶桑北中学校は,扶桑北中学校ネットワークの利用により,利用者が第三者に与えた不利
  益・損害に対し,いかなる責任も負わないものとし,利用者の責任と費用をもって解決し,
  扶桑北中学校に損害を与えないものとする。

7 情報の著作権
(1) 校外用ホームページ上の著作物は基本的には学校に帰属し,著作権を有するものとする。
(このことは、第3者によるホームページ上の著作物の盗用や悪用を防ぐためのものであって、     
 原著作者による自由な公表、改変等を妨げるものではない。)
(2) 校外に公開しない校内用ホームページの著作物については,利用者(作成者)が著作権を 
 有するものとする。

その際,利用者(作成者)が
   「第三者との契約,または第三者が著作権を有する等の理由で,公表・複製が禁じられ      
    ている著作物」の違法な公表,複製,翻訳等の権利侵害行為
 を行った場合は,一切の責任を当該行為を行った利用者(作成者,作成者が生徒の場合は学
 校又は保護者)に帰属するものとする。 

(3) 利用者は,ホームページの作成のみならず、情報の取り扱いにおいて本ガイドラインで取
 り決めと著作権法が定める事項を守ることを前提にネットワークを使用するものとする。

       情報の削除・利用の停止
 利用者が本ガイドラインに定めた禁止事項に触れていることが明らかになった場合,事前に
通知することなくネットワーク管理者が当該利用者がホームページ上に載せた情報を削除できるものとする。また当該利用者の扶桑北中学校ネットワークの利用を停止できるものとする。


9 校外用ホームページ作成
  本校の教育活動についての理解を促すため,学校・学級・個人等の活動内容の公開を基本と
 する。また情報公開に当たっては,生徒及び職員の人権を尊重する観点から、個人情報の保護
 には十分配慮する。

 

《作成内容について》
    個人情報の掲載は、教育的活用の目的を達成するために必要であると管理責任者が認め    
   た場合に限り、本人及び保護者の同意を得て行うことができる。この場合においても以下
   の点について留意する。

 @ 氏名

      氏名は、原則として個人が特定されないように姓を用い、名は使わない。ただし、生徒の活躍を称揚するなど教育上必要がある場合、たとえば作品等に付する場合や被表彰者等として掲載する必要がある場合は、姓又は姓名を掲載することができる。

    A 肖像(写真等)

      生徒の写真については教育活動の様子を伝える内容のものとし、氏名との同時掲載はしない。また集合写真とするなど個人が特定できないように配慮する。

    B 作品

      掲載する作品は、教育活動の過程において作成、制作されたもの、各種研究会、発
表会、展覧会等に応募したもの、既に発行された冊子等に掲載されたものなどとする。


    C 意見・考え方等

      生徒の意見・考え方等を氏名を付して掲載する場合は、教育上必要がある場合とし、
それ以外の場合については表明者が特定できないようにする。

    D その他

      生徒・職員の国籍、本籍、住所、電話番号、生年月日、家族構成等個人のプライバシーに関する情報は掲載しない。

《リンクについて》
   (1) 公的機関については,リンクすることができる。
   (2) ページ作成者(生徒は除く)により教育的に有用と認められるサイトについては,状 
    況によりリンクすることができる。
   (3) 上記(1)(2)に該当しないサイトについては,リンクをすることはできない。

      扶桑北中学校内で作成した校外用ページに関しては,内部のリンクを自由に行えるものとする。ただし,そのリンクの維持に当たっては,ページの作成者が責任をもって管理することとする。

《更新について》
    各ページは,計画的に改訂し,細部については随時更新するものとする。校外用ページ 
   の更新(新規,追加等)にあたっては別途定める手続きをふむこととする。
  《著作権》
    各ページの著作権に関しては,すべて扶桑北中学校が有するものとする。(ガイドライ  
   ン10に準じる。)

10 発信内容の公開

生徒または保護者に対して,当校がインターネット上にどのような情報を発信しているか、
公開するように努めなければならない。要請があったときは直ちに開示するとともに,授業参観や懇談会等で保護者がホームページを閲覧することができる方策を講じなければならない。

 

11 ガイドラインの変更
   本ガイドラインは,よりよいネットワークづくりを目指して,ネットワーク運用委員会で協
  議,検討し,校長の承認によって変更を行う。

 

12  ネットワーク運用委員会

  運用委員会の委員は、管理責任者管理担当者および管理責任者が適当と認めた職員のうちから若干名で組織するものとする。

13  生徒への指導事項

《利用時間》
   (1) 生徒の利用時間は,昼休み,放課後,授業中在校時間中とする。原則として扶桑北中  
    学校職員の指導のもとで利用するものとする。(平成14年8月28日現職教育の時間
    にて変更承認)
   (2)  授業等と関連した利用については,授業担当職員の指導の下でこれ以外の利用も認め 
        る場合がある。

《エチケット》
     (1) ネットワークでは,コンピュータの向こうに人間がいることを忘れないこと。
     (2) ネットワーク社会は,多くのボランティアによって支えられていることを理解するこ
         と。また,ネットワークの恩恵を受けるばかりでなく,自らもその一端を担うことを目
         指すようにする。
     (3) 生徒によるプログラムのダウンロードやゲームなどは禁止する。(特に許可を受けた
         場合 を除く)

《安全のために》
     (1) ネットニュース,電子メールなどに自宅住所,自宅電話番号の記載を禁止する。
     (2) 個人の写真と氏名が一致する掲載など,個人が特定できる情報の発信を禁止する。
     (3) ネットワーク上でトラブルが生じた場合には,直ちに関係者(職員等)に連絡をする
         こと。
《ネットワークの安定した運用のために》
 (1) ネットワークにつながったコンピュータは,特定の個人だけが利用するものではない。
    システムやアプリケーションそのものの設定を変更して他人に迷惑をかけないこと。
 (2) ネットワークにつながったコンピュータの電源を切るときは,必ず使用していたアプ
     リケ ーションソフトとシステムを終了させてから電源を切るようにすること。

補足1

「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」(2000213日施行)

この法律では, 不正アクセス行為に対する禁止・処罰を規定しているだけでなく, システムの管理者に不正アクセス行為を防御するための適切な対策を講じる努力義務を課している点が大きな特徴と言えます.

 

対象となるコンピュータ

ネットワークに接続しているコンピュータで, ID, パスワード等を入力しないと利用できないような制限をしているコンピュータです.
 ネットワークとは, インターネットのようなオープンなネットワークだけではなく, LANのようなものも含みます.

禁止される行為

(1) 不正アクセス行為

 他人のID, パスワード等を無断で入力する行為とセキュリティ・ホールへの攻撃を行う行為です.

(2) 不正アクセス行為を助長する行為

 他人のIDやパスワード等について, そのIDやパスワードがどのコンピュータに関するものかを特定し, 又はどのコンピュータか知っている者の求めに応じてIDやパスワードを提供する行為です.  有償無償を問いません.

(3)アクセス管理者の防御義務
    ID, パスワード等の適切な管理, 適切なセキュリティ対策の実現等, 不正アクセス行  
    為からの防御策を講じることが課されています.
                             (以上 神奈川県警の解説から)

補足2

著作権については以下のホームページが参考になります。

http://member.nifty.ne.jp/itaru_watanabe/chosakuken/main.html

以下の内容が記載されています。(抜粋)

第1章.著作権とは何か

1-(2)-2 著作権の対象の例外

1-(4)公表の定義について

1-(4)-1 ネットワークでの「公開」と著作権法上の「公表」

1-(4)-2 イントラネットにおける「公開」と法的な「公表」との関係について

1-(6) 引用について

1-(7) 他人のアイデアの利用について

1-(8)職務著作について

1-(9)共同著作物について

第2章.著作物利用上の留意点

2-(1)-1 「引用」と「転載」の違い

2-(1)-2 正しい引用のためのルール

第3章.肖像権・誹謗中傷など

PTA総会保護者配布プリント

「扶桑北中学校ホームページの公開について」  002年4月25日2003年4月日   
1.はじめに
 
今回、ホームページを公開するにあたり、昨年度よりホームページを公開しております。生徒がインターネットを使う上で想定されるトラブル、プライバシーの保護など、本校で考えている対策の説明と保護者の方へ若干のお願いをさせていただきます。

2.インターネットを使う上で想定されるトラブル
 本校では
 (1) 学校のホームページを公開し生徒がその作成に関わる
  (2) 生徒が様々な活動にインターネットをとりいれる
  ことを通して、情報教育を進めていきたいと思います。
  インターネットは非常に便利である反面、危険な面も多々あります。残念ながら、インターネットを利用す
 るすべての人が良識を持って利用しているわけではないため、犯罪(ネットワ ーク上での詐欺行為等)に利
 用する人や、人を不快にさせるような情報(ホームページによる 誹謗中傷、有害情報、チェーンメール等)
 を流す人がいます。このため本校では生徒が犯罪に巻き込まれないように、また不快な情報を自ら流したり、    
 受けたりしないよう注意して利用させたいと思います。

3.利用に関しての配慮
 インターネット上に出すホームページの作成やメールの使用に関しては、次のようなことを配慮していきま
す。
  <ホームページ作成に関して>
  (1) 作文や作品を公表する際、必ず、その作文、作品を作成した本人の了解をとってから、公開します。
   (2)  1対1で顔と名前が一致するような公開の仕方は原則として禁止します。
   (3)  クラブのメンバーで写っているような写真に実名を添えることをそのメンバーが希望する場合は、顔と        
      名前が対応しないよう配慮したり、姓だけをのせるようにします。(優勝旗や賞状を持って、写っている
      ような写真)
   (4)  生徒がホームページを作成した場合も@,Aについては同様の手順を踏みます。
   (5)  ホームページ公開前に本校の「ネットワーク運用委員会」で、個人攻撃などモラルに反する記述や無断
       でキャラクターを記載するなど法律に触れる内容がないかをチェックします。
  <電子メール使用に関して>
   校内ネットワーク用に生徒全員にメールアドレスを発行します。
家庭から学校へまた校内での連絡につい
   てはこのメールアドレスを用います。
教育活動の一環として本校から校外の施設、団体等に生徒が電子メール
   で問い合わせを行ったり、電子会議室に参加したり
場合は専用のメールアドレスを発行します。
   (1) 自分の発言に責任をもたせるために、必ず、実名を名のって、メールを書くように指導します。
   (2) 不審なメールが届いた際はすぐに担当教諭に申し出るように指導します。
   (3) 自分の発言により、トラブルを引き起こしてしまった際はすぐに申し出るように指導します。
  <保護者の皆さんへの公開>
   事前に学校のインターネット端末の使用申請をしていただければ、授業や部活動などで使用していない時間
   に限り、図書室で学校のホームページ見ていただくことができるようにします。(使用可能時間は午前8時
   45分から、生徒の下校時刻までとさせていただきます。)
   また、本校のホームページを印刷・保存し、コンピュータを普段利用されない方にも、学校のホームページ
   が適切に運用されているかどうかをいつでもごらんいただけるように配慮します。

保護者の方へのお願い
  学校では、以上のような配慮にもとづき、インターネットを利用しますが、最近では図書館などの公共施設
  だけでなく、携帯電話、インターネットカフェ、パソコンショップの店頭など、学校外において、生徒がイン
  ターネットを使うことが十分想定できます。
  したがって、上に書いたようなことを踏まえて、インターネットの安全な使い方、正しい使い方について、
   
ご家庭でもご指導いただければ幸いです。
*本校のホームページのURLは
http://www.fusokitajh.fuso.aichi.jp/(平成15年8月町内WAN運用によって変更)「http://www.fusokita.fuso.ed.jp/」となっています。現在もみていただけますが、ホームページの内容などについて、本格的な稼動は9月からにさせていただきます。